試験本番に向けて
十分な勉強をしないまま本試験に臨んだのですが、やはり勉強時間としては絶対的に不足しており、暗記に頼らざるを得ない知識問題には苦労しましたが、どうにか一発合格を果たすことができました。
(今年は電力・法規で知識問題が増えたらしく、これらの点数が悪かったです。)
家では毎日「明日から本気出す!」と言っていたようで、妻からは「聞き飽きた!」と毎回返されていました。
そして合格した際には「おめでとう」ではなく、「これで毎日同じことを聞かされなくて済むので良かった」という冷たい言葉でした。。
まあ合格できたのはたまたまかも知れませんが、こうゆう勉強法?もあるということで紹介させてもらいました。
勉強時間について
これまでに紹介したようにインプットは動画視聴をメインとしており、通信講座のテキストもほとんど開かず、(息子の遺産の)市販のテキストも手元にありましたがこちらは一切使用しませんでした。これで良く合格できたなぁと自分でも思います。
・yogiboに寝転びながらeラーニングの動画(約100時間)およびYouTube動画(約200時間)を視聴:計約300時間
・ダイニングテーブルで確認テストおよび過去問に取り組む:約200時間
合計500時間ぐらいは勉強したように思います(誤差は±100時間ぐらいありますが)
10月に通信講座を申し込み、一旦11月に勉強を始めたのですが、半月ほどでやる気を無くし、年明けの2月に再開した際には11月に勉強したものがすっかり抜けていました。^^;
それで再度やる気を無くし、どうにか重い腰を上げたのはGW明けでしたが、それからもぐだぐたしていたので、スタートが早かった割には勉強時間は少なくなってしまいました。
こんな私ですので、机に座りじっくり勉強するなどとてもできなかったので、楽をするために動画視聴がメインとなりました。
半分以上の時間を動画視聴に費やし、ほぼ紙のテキストを使用しなかったのに合格できたのは、YouTubeに無償で動画を出されている方々のお陰だと思っています。
ちなみに、最初のころは重要部分をノートにメモを取っていましたが、ぐーたらな私はこちらも5ページほどで止めてしまいました。
勉強方法について
S社の通信講座は、本当に基本的なことを動画で説明し、簡単な確認テストがあるだけなので、合格レベルに達成するには別途学習する必要がありました。ただ、初学者にも取組みやすいような構成になっており、各分野の勉強を始めるにあたっての(ちょっと詳しい)ガイダンスとしては大変役立ちました。また、自分の学習がどこまで進んでいるのかの進捗管理の役割も大きかったように思います。
大体次のように学習を進めました。
- S社のeラーニングのページをiPhoneでアクセスし、動画をApple-TV経由で大型TVに映し出しyogibo(ようやく登場w)に寝転びながら視聴。また講義ではテキストを画面に映し出して説明するので、送付されてきたテキストはほとんど開きませんでした。
- 各科目が大きく4~5つのカテゴリに分けられており、1つのカテゴリ毎に確認テストがあるので、そのカテゴリの範囲の動画を見終わった段階で確認テストを受験。(これはさすがにダイニングテーブルで取組みました)
- YouTubeの電験関連動画「電験合格」「電験革命」「Aki塾長」「atobe技術士企画」などの該当部分をApple-TVにてアクセスし、yogiboに寝転んでひたすら視聴(夕食終了後、寝るまでの間の日課としていました)。
- 息子の遺産の問題集「電気書院:XXの15年間(平成24年度版)」で該当部分の問題に取り組み(これはダイニングテーブルで)、間違った部分は都度解説を読み込む。(場合によっては③の動画を追加で視聴)
- 上記②に戻り1教科の全カテゴリが終了するまで②~④を繰り返す
- Webサイト「過去問.com」で、該当科目の過去問を受験。間違った問題で解説が良く分からない場合は「電験王」のページで解説を確認。
- 4つの科目が一巡するまで②~⑥を繰り返す。
- 使用した書籍の問題集と「過去問.com」の狭間で抜けている平成24年~平成26年度の過去問については試験センターからダウンロードして印刷し、本番と同じ時間で取組んで実力を確認すると共に本番の感覚を養う。(間違った問題は「電験王」で確認)
ちなみに書籍の問題集は平成24年度版ということで古いように思いますが、昔の問題は基本的で素直な問題が多く、基礎固めには良いように思いました。
また、S社の通信講座には過去問の解説動画もありましたが、全く活用しませんでした。(過去問の解説を動画で見るのはかったるかっただけですw)
電験三種の勉強を始めるにあたって
前述したように2019年度の第一種電気工事士に合格したのですが(ただし実務経験が無いので免状を取得できていません)、筆記試験が終了した10月上旬、自己採点で合格を確信して気分が高揚していた私は(アドレナリンが分泌されていた?)電験三種の受験を決意し、息子が当時使っていた平成24年度のテキストを手にしました。
確か「機械」のテキストだったと思いますが、2~3ページ眺めてそっとページを閉じ、元の場所に戻しました。^^;
とても独学は無理だと確信?した私は、通信講座をリサーチし、何社からかサンプルを取り寄せて検討しました。
テキストやDVDを送り付けて「後はがんばって~」と放り出されるのは独学と変わらないと思っていたので、eラーニングで学べて進捗管理ができる(そしてテキストの薄さを自慢している)S社の講座を申し込むことにしました。
電験三種を目指すことになった経緯
転職した会社は再エネ事業を手掛けていますが、若い会社でもあり十分な電気的知識を保有している社員はそれほど多くなく、会社の発展には社員のレベルアップが必要と感じていました。
まずは社員のレベルアップとして、電気工事士の資格取得を推奨し、私自身も昨年(2019年度)に2種、1種と連続で試験合格しました。
これに感化された若手社員に資格取得の動きが出てきたので、良かったと思っています。
次のステップとして第三種電気主任技術者(電験三種)の資格取得を推奨しようと思ったのですが、そこそこ難しいと聞いていたので、まずは自らがチャレンジしてそのハードルの高さを知ろうと思った次第です。(レベル感を知った上で、社員に発破をかける度合いを調整しようと思っていましたw)